2019-10-09
Column
SMNでは、「社員1人1人の健康は、社員1人1人のシアワセに大きく寄与し、結果として企業の生産性向上を実現する」という健康経営宣言のもと、社内で各種健康施策を実施しています。
そして、2017年より実施している本取り組みについて、当社ではOODA(O:Observe 観察、O:Orient 状況判断・方向づけ、D:Decide 意思決定、A:Act 行動)サイクルモデルを用いて考察しています。
いわゆるPDCAサイクルモデルにおけるP:Plan(計画)からD:Do(実行)というプロセスは、組織内の意思決定プロセスとイコールとなりがちで時間がかかる傾向にあります。しかし、昨今のビジネス含めた社会環境の変化のスピードはめまぐるしく、その変化への対応、そしてそもそも先手を打つ必要がある状況において、OODAサイクルモデルの活用は健康経営の推進・改善・浸透において親和性が高いと考えられます。
以下が、SMNによる健康経営のOODAサイクルの実施例となります。
全社健康アンケートを実施。(2018年と2019年の経年比較)
アンケート結果についての考察を実施し、成果と課題を抽出。
成果:アンケート回答者が2018の78人から2019の177人に増加。自社内での健康への取り組みについての関心の高まり。
課題:
・ストレス、運動不足、睡眠、肩こり、眼精疲労、腰痛、花粉症、アレルギーなど、アブセーンティズム解決サポートの必要性。
・そもそも健康に無関心であることへのアプローチ。
・個々人の健康ログと経営指標(財務会計、管理会計、各種KPIなど)の相関関係の見える化と、そこからの経営戦略サポートおよび人事施策/制度への反映。
課題解決の優先順位付けを実施。
・個々人の体質改善、食習慣改善、運動不足改善のサポート施策を最優先で実施。
・健康無関心層を含めた全社的な文化風土の改善アプローチとして、専任部署を設置。
・更なる定量化に向けての見える化施策として、「健康経営管理会計の仕組み」導入検討。
解決施策を企画/実施。
・スポーツジムの利用回数増加に向けた利用促進ブログ開始。
→回数目標:70回以上/月に対し、現在95回/月。
・ストレッチ、筋トレなどの運動に関する実行知識のインプットセミナー開催。
→目標2回以上/年に対し、1回実施。
・食の質向上に向けた添加物の少ないランチサービス提供開始
→開始済み。
・健康な食習慣に関するセミナー開催
→目標2回以上/年に対し、1回実施
・健康ログと財務会計/管理会計、各種KPIとの相関関係を見える化する仕組みを企画。
→企画中。
これからもSMNは、このOODAサイクルモデル自体の有効性を検証しつつ、社員の健康意識向上と実質的な健康サポートによる個人のシアワセ醸成を目指します。
以 上
経営企画管理部 経営企画課 広報担当