ソネット・メディア・ネットワークス株式会社は、この度、竹内 彰一氏(千葉工業大学 人工知能・ソフトウェア技術研究センター副所長、主席研究員、工学博士)との技術顧問契約を締結しましたので、お知らせします。
竹内氏は、これまで多くの研究機関において、人工知能、ビッグデータ解析、Web マイニング、ネットワークサービスの開発をはじめ、ニューラルネットワーク、コンピュータヒューマンインタラクションなど、幅広い分野の研究テーマに従事するとともに、技術者の指導を行って参りました。
今後は当社研究開発組織「a.i lab.」(アイラボ)における新たな人工知能の開発や活用をはじめとする技術指導(下記)を行って参ります。
【技術顧問契約の主な内容】
◇ 人工知能、データ解析、およびソフトウェア技術全般に関する技術指導
◇ 人工知能活用の技術戦略策定に伴う指導 など
【竹内 彰一 氏 略歴】
1979年 東京大学大学院工学系計数工学修士。同年三菱電機中央研究所に入所
1982年~86年 第五世代コンピュータプロジェクト(ICOT)に出向
1991年 ソニーコンピュータサイエンス研究所シニアリサーチャ
1996年 ソニー株式会社アーキテクチャ研究所所長
2005年 ソネット株式会社(現ソニーネットワークコミュニケーションズ株式会社)シニアリサーチフェロー
2015年 千葉工業大学 人工知能・ソフトウェア技術研究センター(STAIR Lab) 主席研究員
【「a.i lab.」(アイラボ)概要】
「a.i lab.」(アイラボ/Ambitious Innovation Laboratoryの略)は、独自人工知能の開発と、その応用によるマーケティングの変革をミッションとする当社研究開発組織です。マーケティング特化型人工知能「VALIS-Engine」の開発をはじめ、その応用である自動入札エンジン「VALIS-Trader」、各種ターゲティング機能、マーケティング意思決定支援プラットフォーム「VALIS-Cockpit」など、デジタル広告全体の最適化のための研究開発を進めています。
◇主な研究開発内容
・広告配信最適化
DSP「Logicad」におけるターゲティングやコンバージョン予測、レコメンデーションアルゴリズムの研究開発
・ユーザーインサイト抽出
ユーザーの購入動機や過程などを抽出・可視化する技術の開発と、マーケティング意思決定支援プラットフォーム「VALIS-Cockpit」の開発
・クリエイティブ画像最適化
ディープラーニングを用いた広告画像の品質向上と個人化に関する研究開発
・ビッグデータ分析基盤構築
月間2,500億件を超える広告配信ログを用いた機械学習や分析アプリケーション基盤となるシステムの構築
◇主な論文
・「経験べイズ木」(「Empirical Bayesian Tree」)/[IBIS 2017]
・「Banner Click Through Rate Classification Using Deep Convolutional Neural Network」(共著論文)[IEICE MVE2017, JSAI2018] など
*「VALIS-Engine」(ヴァリス-エンジン)とは?
DSP「Logicad」の膨大なログ情報を解析し、様々な課題に対して局面ごとの価値を高精度に測り、答えを導き出すエンジンです。膨大な離散特徴量や連続特徴量を適切に変換活用する独自の機械学習アルゴリズムをベースに、高速・高精度に価値判断を行うことを特徴としています。
以 上
ソネット・メディア・ネットワークス株式会社 概要
2000 年 3 月に設立。ソニーグループで培った技術力をベースに、マーケティングテクノロジー事業を展開しています。「技術力による、顧客のマーケティング課題の解決」を実現するため、ビッグデータ処理、人工知能、金融工学の3つの技術をコアとし、DSP「Logicad」をはじめとするマーケティングテクノロジーに関する様々なサービスを提供しています。
・ソネット・メディア・ネットワークス株式会社
URL http://www.so-netmedia.jp/
※記載されている会社名および商品名、サービス名は各社の商標または登録商標です。
ソネット・メディア・ネットワークス株式会社 経営企画室 広報担当