2019-03-08
Column
ソネット・メディア・ネットワークス株式会社(以下、SMN)は、ソニーグループのマーケティング・テクノロジー会社として、確かな技術力と豊かな発想力で、最先端の広告配信サービスを提供している。主力事業であるDSP(Demand Side Platform)は、20TB相当のビッグデータ高速処理技術と自社開発の人工知能エンジンを基盤に成長を続けており、マーケティング領域での新規事業も展開している。
2000年設立、2015年東京証券取引所マザーズ上場。
今回はそんな事業が急成長、急拡大を迎えているSMNの2018年度新卒1年目の社員に焦点を当て、インタビューを敢行しました。今後の飛躍の一端を担う次世代メンバーが、いかにしてSMNに入社し、現在どのような想いで日々活動しているのかなどを赤裸々に本音で語ってもらいました。今後の期待の若手メンバーの“素顔”が今回明らかになります。
第十三弾は学生時代にesportsの大会で日本2位まで上り詰めた齋藤の素顔に迫ります。大学生活のほとんどをesportsに費やした男がなぜSMNへ入社を決めたのか。その裏側にはある人物との出会いがありました。
齋藤将
メディア部
大学生活をesportsに捧げ、日本2位という偉業を成し遂げる。
SMNのインターンシップにて新サービスを企画し、見事企画が役員にまで認められる。
入社後も自身の更なる成長のため、新サービス立ち上げプロジェクトに参画。
― 事前にお聞きしたのですが、学生時代に今話題のesportsをやっていたとか
やっていたどころではなく、まさに没頭してましたね。大学3年までは寝ても覚めてもesportsに明け暮れる日々を過ごしていました。最初は友達に誘われて始めましたが、いつの間にかずっとそのことで頭が一杯になっていました(笑)。
― 完全にのめり込んでいたんですね(笑)。
のめり込みすぎて東京ゲームショー、ニコニコ闘会議に選手として出場するまでになってしまったんです。おまけに日本で2位まで上り詰めました(笑)。一般的なスポーツ同様、観客もいて会場全体が熱気に包まれていく感じがたまらないです。あの会場の雰囲気は病みつきになります。
― 日本2位!!のめり込み方が半端ないですね!正直盛り上がり具合がそこまでだとは思っていませんでした。
ただ日本ではまだ認知度も低く、プロゲーマーの地位もそこまで高くないのが現状です。実際に携わったことのある人はその魅力を知っており、プロゲーマーへのリスペクトもありますが、一般的にはまだテレビゲームの延長としか見られていない部分もあると思います。その証拠に日本ではプロゲーマーの方々はそれだけでは食べていけない現状があります。お隣の韓国では立派な職種として市民権を得たり、実際に高額の給料がスポンサーから支払われたり、引退後はそのスポンサーのIT企業に迎えられるなどしていて、市場価値が全然違うことに当時からとても違和感がありました。この違和感が就職活動の軸というかモチベーションに繋がったと思います。
― その違和感を払しょくしたいという想いでしょうか
そうですね。違和感を抱き始めてから、日本のプロゲーマーの市場価値を高めるためにITの力で何かしたいと思うようになりました。ただ思うだけなら誰でも出来るので実際に何をすればそれに近づけるかということを考えた時に、まずはWebサービスの作り方、成長のさせ方を勉強することが重要だという結論に行き着きました。そういう経緯もあって新規事業の立ち上げに前向きで、若手に裁量のある会社という軸を持って就職活動をしていました。
― その軸をもとに就職活動して最終的になぜSMNへ?
SMNのことを初めて知ったのはgoodfindと呼ばれる就活サービス上で新規事業に関する実践セミナーを目にした時です。まさに自分がやりたいと思っていたことだったので即効で応募しました(笑)。
― 実際そのセミナーに参加されてどうでしたか?
そのセミナーの内容も面白かったのですが、出会いのほうが私の中では大きかった気がします。当時のメディア部では、ドローンのコンテンツを提供するWEBサービスの立ち上げを行っていましたが、それに次ぐ新規事業のプロデューサーとして現在の上司がジョインしていました。また、上司が大手通信系企業やITベンチャーなどで事業企画を経験していたというのも聞いて、この人のもとで働ければ自分の力を伸ばせるんじゃないかと思いました。
― その上司の方は斎藤さんにとって他の人とは何が違いましたか?
端的に言うと技術やアイデアをビジネスに結びつける力に秀でているとセミナーを聞いて感じました。実際に収益化する部分や組織をどう動かすかなどのビジネスセンスがとても長けている方だなと。自分にとってファーストキャリアの上司の方というのはとても重要だという想いがあったので、この出会いは願ってもいないチャンスでした。さらにその人を中心に今後ドローン以外の新規事業もやっていく方針でそのポストも空いているとのことだったので、ラッキーだと思いました。
― どんな会社かというよりも人という目線で入社を決めたんですね
そうですね。あまりどんな会社かは気にしていなかったかもしれません。自分が心から良いと思える人とその人のもとでやれるポストのほうが意識としては大きかったかもしれません。これから自分が成長していく上でとても大事なポイントだと思っていましたし、SMNにはそれがあったので行かない理由はありませんでしたね。
― その上司の方と一緒に仕事をする中で印象に残っているエピソードなどありますか?
採用面接の時から既に印象的でした(笑)。面接でesportsの事や今後自分で事業が出来るようになりたいという想いを伝えた際に、「よくわからないからとりあえずインターンシップに来てみて」って言われたんです。結構私の中では衝撃でしたね(笑)。
― それは衝撃ですね(笑)。実際インターンシップには行ったんですか?
行きました。実際の仕事を経験できる場に行かないという選択肢はなかったですね。インターンシップでは最初基本的なofficeソフトの使い方や議事録の取り方を教わるところから始まって、徐々にリサーチ業務や企画業務へとシフトしていきました。選考も兼ねてのインターンというのもあり、緊張感がありましたね。
― 実業務のイメージに近いですね。ちなみに、どれくらいの期間のインターンシップだったんですか?
約1ヵ月くらいですね。バイトや大学の授業も並行していたので結構その時期は大変でした(笑)。でもそんな忙しい中でもめいっぱい楽しんでいました。インターンシップ選考最終日に上司や部長、役員にまで自ら企画した「お笑いTVオンデマンド」というお笑い専門のVODサービスのプレゼンを実施し、それが評価されたのもあって内定をいただけました。もちろん、人間的な部分も見てくれていたとは思いますが、自分の企画が認められた感覚は何とも言えない嬉しさがありましたね。
― その企画は実際どうなったんですか?
実は内定いただいた後もその企画は継続的に関わらせていただきました。SMNの実際のプロジェクトとして動いたんです。内定者インターンシップという形でそのプロジェクトのディレクターをさせていただきました。入社のタイミングとともにそのサービスはリリースを迎えることとなり、1つのプロジェクトをやり切るという経験を右も左もわからない中で経験出来たのは大きな実りとなりましたね。何もわからないからこそ一から調べまくったり、上司に聞いたりと自分で情報や知見をキャッチしに行ったので1つ1つが自分のノウハウとなっていった感覚があります。この経験を今後の仕事にも繋げていきたいと思っています。
― その経験を入社前に出来ているのは大きいと思います。今もまた新たなサービスを立ち上げているんですか?
このお笑いのサービスで培った立ち上げノウハウがどれだけ自分のものになっているかを確認したくて、また新たなサービスの立ち上げチームに参画していますね。
― それはどんなサービスなんですか?
「Our Table」という、食をテーマとしたイベントを主催したい人と、参加したい人をマッチングするCtoCサービスです。このサービスでは、実際に立ち上げるだけでなく、運用をし効果検証を行うまでのいわゆるサービスの1から10の部分をしっかりと経験したいと思っています。その中でも“コミュニティを育てる”“熱狂的なファンを生み出す”というところのノウハウを蓄積したいですね。
― それはなぜですか?
そこで得たノウハウを生かして、esportsコミュニティ拡大に寄与できるような事業を興したいからです。今の段階では自分自身のゴールはesportsへの貢献というところに向かっていっているような気がしますね。自分の実現したいことへのステップをこのSMNで踏めているという感覚はあるので、毎日が充実して楽しいですね。もっと成長して早く自分の想いを具現化していきたいです!
取材を終えて。 社外インタビュアー水野より
学生時代にesportsという領域をプレーヤーとして極めるだけにとどまらず、その世界の今後について深く考え、さらに良いものにしたいという熱い想いを持つ齋藤さん。彼の魅力はその想いを実現するために何が必要かを冷静に考え、日々のアクションに落とし込めている部分にあります。ここまで着実に前に歩みを進めている新卒1年目は初めてかもしれません。想いが本気だからこそ出来ることではないでしょうか。彼自身の夢を叶えるプロセスをSMNで今後どのように歩んでいくのか。この本気の男、斎藤さんのこれからが非常に楽しみです。
経営企画管理部 組織開発課 採用担当者