2019-03-07
Column
ソネット・メディア・ネットワークス株式会社(以下、SMN)は、ソニーグループのマーケティング・テクノロジー会社として、確かな技術力と豊かな発想力で、最先端の広告配信サービスを提供している。主力事業であるDSP(Demand Side Platform)は、20TB相当のビッグデータ高速処理技術と自社開発の人工知能エンジンを基盤に成長を続けており、マーケティング領域での新規事業も展開している。
2000年設立、2015年東京証券取引所マザーズ上場。
今回はそんな事業が急成長、急拡大を迎えているSMNの2018年度新卒1年目の社員に焦点を当て、インタビューを敢行しました。今後の飛躍の一端を担う次世代メンバーが、いかにしてSMNに入社し、現在どのような想いで日々活動しているのかなどを赤裸々に本音で語ってもらいました。今後の期待の若手メンバーの“素顔”が今回明らかになります。
第十一弾はアメリカの大学でミスコン優勝を経験したこともある吉田へインタビューを敢行いたしました。輝かしい経歴を持つ彼女にも苦悩はあったという。過去にどのような苦悩があり、それをどのようにして乗り越え、現在に至ったのかなど彼女の素顔に迫りたいと思います。
吉田千夏
オペレーション室
大学時代に人事学を専攻。
大学3年生の時に大学主催のミスコンで優勝し、次年度はコーチに抜擢される。
就職活動ではIT関連の企業を中心に選考に受ける。
SMNに入社後は、研修期間を経てオペレーション室にて日々業務に奮闘中。
(取材:株式会社AMBAI水野)
― それでは早速、学生時代のころのことを教えてください。
アメリカの大学で人事学を専攻しておりました。人がアクションを起こすときの動機にはどのようなことがあるのか、どのような声掛けをすると人のモチベーションは上がるのかなど、主に人の行動や感情に焦点をあてた研究をしていました。
― なぜ人事学を専攻しようと思ったのですか?
人事学を専攻しようと思った理由としては、私自身が人とコミュニケーションをとることが苦手で、そんな自分を変えたいという想いがあったからです。人事学を学ぶことで、相手に対して自分がどのようなアクションをとり、どのような言葉を発すれば関係を作りやすくなるのかががわかるのではないかという思いがありました。
― 実際に人事学を専攻して自分自身が変わったなと思うようなことはありましたか?
ありましたね。具体的には、大学4年生の時に経験した大学のミスコンのコーチをした時に、後輩の子たちに色々と指導する場面があって。人事学で学んだことが活かせたという感覚はありましたね。
― 大学のミスコンのコーチをしていたのですか?!
そうなんです!元々私自身も大学3年生の時に、人前で話すことが苦手な自分を変えたいという思いのもとミスコンに参加していました。そこで運良く優勝することが出来まして(笑)。ミスコンのコーチは前年の優勝者が行うことになっていたので、私がそのままコーチをすることになりました。
― そのミスコンのコーチをした時に人事学で学んだことを活かせたということですね!
そうですね。私の大学でミスコンに参加してくる子たちはみんなそれぞれ個性的でしたので、同じことを伝える場合でも、1人1人伝え方を変えなくてはいけませんでした。人の個性によってどのような言葉が伝わりやすいかなどを人事学で学んでいましたので、まずは後輩の子たち全員の個性を把握することから始めました。いきなりミスコンの大会で必要なスキルの話をしても伝わらなければ意味がないですからね。
具体的に私がとった行動としては、ミスコン参加者1人1人とランチなどへ一緒に行って、何気ない雑談などを通じてその人のこれまでの生い立ちや好きなこと、大事にしている価値観などを聞いて、その人の個性を知っていくということでした。そういう話を聞くときに気を付けていたのは、自分自身の個性がわかるような話も私自身がさらけ出すということです。私がとった行動には、相手の個性を知るという目的だけではなく、きっちりと信頼関係を築きたいという思いも同時にあって。信頼関係って、自分の事も知ってもらえて初めて築かれるということも人事学で学んでいましたので、自分をさらけ出すということは意識的にやっていましたね。
― 実際にミスコン応募者の人たちの個性を知り、信頼関係を築けたという感覚はありましたか?
その感覚はありましたね。参加者1人1人の個性を把握することが出来ていたので、活発な子には大元のビジョンの話からしてモチベーションを上げてから細かいことを指導したり、おとなしい子であればいきなりビジョンの話はせず、細かい練習タスクを一緒に考えてあげたりと、個別にアプローチを変えることが自然と出来ていた気がします。その結果、優勝した子もそうでない子からも「ミスコンの大会に向けて練習してきた時間は充実していてとても楽しかった!本当にありがとう!」という言葉までもらえたので、真剣に1人1人と向き合ってきて良かったなと思っています。
このミスコンでの経験や人事学を学んできた経験を通じて、それまで苦手だった人とのコミュニケーションを克服できた実感があり、大学時代は私にとってとても貴重な時間でしたね。
― 吉田さんが苦手を克服するために、自ら考えアクションを起こし続けたからこその賜物ですね!そんな貴重な経験をした吉田さんがどのような就職活動をしていたのか非常に気になりますね。
人事学の研究やミスコンのコーチの経験から人と向き合うことの大切さを学んだので、就職活動では企業で働く人と自分がちゃんと向き合える環境があるのか、その企業は自分と真剣に向き合ってくれるのかということを大事にしていましたね。明確な基準があるわけではないのですが、自分の感覚として本気の環境だなと思えるかというのをとても大事にしていたと思います。
― 自分が向き合える、自分と向き合ってくれる企業としてSMNを選ばれたということですか?
そうですね。もともと新しいことに触れることが好きなので分野問わず、最新のテクノロジーには興味には興味があって、IT関連の企業を中心に面接を受けている中の1つがSMNでした。アメリカに住んでいたのでスカイプ越しで様々な企業の説明会や面接など経験しましたが、その中でも私と真剣に向き合ってくれ、私も真剣に向き合えると思わせてくれたのはSMNが圧倒的でしたね。
― その向き合ってくれる、向き合えるとSMNに感じたのはなぜですか?
面接などを通じて他の企業よりもたくさんの社員の方と接する機会があったのは大きかったかもしれません。SMNにはどんな人たちが働いていて、その人たちはどのような想いで日々仕事と向き合っているのかというのを、実際に働いている人たちから直接聞けたことで、会社の雰囲気がリアルに伝わってきましたね。また面接中も、私の性格や価値観、趣味などといった人としての中身の部分を親身になって聞いてくれて、本当に自分の事を理解しようとしてくれている社員の方々の姿勢にも惹かれました。このように真剣に自分と向き合ってくれようとしてくれる人たちがいるなら、きっと自分自身も心から向き合える環境なのではないかと思い、入社を決めました。
― 実際に入社してみてどうですか?入る前とのギャップはありましたか?
特にギャップというのは感じていません。入社してからも、仕事だけでなく、初めての日本での生活の悩みなどがあった際に、上司や先輩方が全力で力になってくださることが多いので、自分の事を常に見てくれているという実感はありますね。入社して良かったと思っています!
― 現在はSMNでどのようなお仕事をしていますか?
オペレーション室という部署に所属しており、営業が獲得してきた案件をわかりやすく整理し、広告出稿の運用担当へ内容を引き継ぐという役割を担っております。最近では新入社員の教育や、作業の確認などを担当させていただいています。
― 多くの方とのコミュニケーションが必要になるので大変そうですね・・・。
色んな個性の方とのコミュニケーションが必要になるので難しい部分はあるかもしれませんね。営業の方から正確に案件の内容を聞いて、それを運用担当者や新入社員の方が腹落ち出来るような内容に整理して伝えなければいけませんし、さらにはそれを個性別に対応しなければ上手くコミュニケーションが成り立たないので簡単にはいきません。
ただ、ここでも1人1人としっかり向き合うことが大事だという大学での経験を活かし、どうすれば周りの方々と円滑かつ正確なコミュニケーションが取れるのかをそれぞれの方の個性を見ながら対応しています。しかし、実際はなかなか上手くいかないことも多いので、上司の方にも相談しながら日々奮闘していますけどね(笑)。
― そんな日々奮闘している吉田さんは今後SMNでやりたいことなどありますか?
まだまだ先の話になってしまいますし、具体的な内容ではないのですが、、SMNの個人としての戦力になるだけではなく、組織という大きな戦力をまとめ、自分一人では出来ないようなことを成し遂げたいと思っています。
組織は個々の集まりに変わりはありませんので、これまで大事にしてきた1人1人と向き合う姿勢を持ち続けたいと考えています。また、リーダーになるにはそういった姿勢だけではなく、様々な知識や経験も必要だとも思いますので、学びながら新しいことにチャレンジしていく姿勢というのも大事にしていきたいと思います。
取材を終えて。 社外インタビュアー水野より
もともと人とのコミュニケーションが苦手だったとは微塵も思わせない明るさでインタビューに答えてくれた吉田さん。自身がやると決めたことは必ずやり遂げるという彼女の強さを感じさせる場面が何度もありました。大学時代の経験で培われた1人1人と真剣に向き合う姿勢は、将来の彼女のビジョンでもある集団のリーダーには欠かせない要素だと思いました。未来のSMN様のリーダーに向けての今後の躍進に目が離せません!
経営企画管理部 組織開発課 採用担当者