2019-03-06
Column
ソネット・メディア・ネットワークス株式会社(以下、SMN)は、ソニーグループのマーケティング・テクノロジー会社として、確かな技術力と豊かな発想力で、最先端の広告配信サービスを提供している。主力事業であるDSP(Demand Side Platform)は、20TB相当のビッグデータ高速処理技術と自社開発の人工知能エンジンを基盤に成長を続けており、マーケティング領域での新規事業も展開している。
2000年設立、2015年東京証券取引所マザーズ上場。
今回はそんな事業が急成長、急拡大を迎えているSMNの2018年度新卒1年目の社員に焦点を当て、インタビューを敢行しました。今後の飛躍の一端を担う次世代メンバーが、いかにしてSMNに入社し、現在どのような想いで日々活動しているのかなどを赤裸々に本音で語ってもらいました。今後の期待の若手メンバーの“素顔”が今回明らかになります。
第十弾は新卒1年目唯一、西日本統括部 関西事業所配属の原本へインタビューを敢行いたしました。日本の大学を途中で辞め、ハワイの大学へ進学した彼女はいかにしてSMNと出会い、入社を決めたのか、そして今の想いとは。彼女のこれまでと今に迫っていきます。
原本未来
西日本統括部 関西事業所
一度日本の大学に進学するも自分には合わないと母の勧めもありハワイの大学へ。
ハワイの大学ではホスピタリティ&ツーリズム学科で観光について学ぶ。
ボストンキャリアフォーラムでSMNと出会い、インターンを経験し入社。
現在は新卒唯一の関西事業所で広告出稿の運用を担当。
(取材:株式会社AMBAI水野)
- いきなりなんですが、関西事業所は希望による配属だったんですか?
そうですね。関西初の新卒メンバーになり、他の同期は皆東京でした。元々は4月から東京で働くつもりでいて、実家が大阪ということで関西事業所でインターンをさせていただいていました。
で、4月の研修期間中に「関西に来ないか?」と声をかけて頂いて。かなり悩んだのですが、結果的には「関西に行きます!」といって配属してもらいました。
- かなり迷ったのではと思いますが、なぜ関西事業所に行こうと思った決め手はなんだったのでしょう?
4月の研修期間中に全社のキックオフのパーティーがあったんです。そこで西日本統括部(関西事業所と九州事業所)が団体で社長賞を頂いて、メンバー全員がステージの壇上に上がっていたんです。私はそのとき、西日本統括部の皆さんが頂いた賞で、「私はインターンで、売上に貢献していないしここでいいや」と思って壇上に上がらず、皆さんの写真を撮ったりしていたんですよ。
そうしたら、西日本の部長がマイクをもってスピーチをしている最中に「あれ、原本どこ?」と壇上に私がいないことに気が付いてくださったんです。全社員の前でマイクを通して私の名前が呼ばれたことには正直驚いたんですけど(笑)。私のことをチームの一人として見てくださっていると思ったらものすごく嬉しくて。あの瞬間が決め手でした。
- 素敵なエピソードですね!そんな関西事業所はどんな雰囲気ですか?
何というか・・・すごくいい人たち(笑)。会話はすごく多いと思います。私が入った時に、はじめての新卒がくるってなって、皆さんどう接しようか、どう教えようかと事前に考えてくださっていたようで、結構私の知らないところでいろいろ思いを巡らせてくださっていたことを後から聞きました。
- 現在は何の業務をされているのですか?
現在は広告出稿の運用業務をやっています。インターン時代からやらせてもらっているので、一応業務のイロハは習得できてきたと思います。私の面倒を見てくれている先輩がいて、先輩自身の時間を使ってかなり色々と教えてもらっています。
もともとインターンに来た時には、雑用だけをやるのかと思っていたのですが、そうしたら何時間も座学をするところから時間をとってくれて、実践も通しながらみっちり教えてくれました。わりと早くに実際の案件を渡されて「運用してね」という状態になり…やりながらわからないことがあったら都度教えてもらって習得していきました。運用は1つの案件に対して表面上で終わらすことも出来れば、いくらでも深く働きかけることもできます。運用者次第でもあり、奥深い世界だなと日々感じています。
- 運用業務以外にも興味があったりしますか?
元々は営業がやりたかったし、そのうちやれたらとは思っています。ただ、運用をしっかりマスターしていないとたぶん営業できないなと思っているので、今はまず運用をしっかりできる人になりたいですね。先輩で運用から営業に変わられた方を見ていると、お客様への説得力がかなり高いですからね。
- 実践しないと始まらないですからね!人と話すのは好きな方でしょうか?
結構人見知りするくせに、外に出て色々な人と話すのは好きな方ですね。大学で観光学科を選んだのも、人との関わりが多そうだと思ったのはあります。
- 就職活動のときのことも伺いたのですが、もともと広告系に興味があったのですか?
はい。ハワイの大学に通っていて、そこではホスピタリティ&ツーリズム学科という専攻で観光関連について学んでいました。観光業にも大きく広告が関係していることもあり、カリキュラムの中に広告の授業があったのですが、受講してから人に影響を与える広告というものにすごく興味を持ちました。観光はいかに人の心をつかむかが重要なので、それを届けるためにも広告の役割が重要だなと思っていました。
- ハワイの大学へ通われていたのですね!
実は日本でも1年だけ大学に行っています。その時には情報科学系の学科だったのですが、私にはあわないなと思ってしまいまして。それでアルバイトばかりして結局大学は辞めることにしました。そのまま働こうと思っていたのですが、母が大学卒業を強く希望して、何なら海外に行ってほしいということまで言ってくれました。母が昔ハワイに留学していたらしく、そんな話もあってハワイの大学を受けることにしました。それで無事受かったので4年間過ごしてきました。
- その後、どんなきっかけでSMNに就職することになったのですか?
SMNを知ったきっかけはボストンキャリアフォーラムでした。他の企業もいくつか応募したのですが、面接以外にわざわざ1時間半も面談時間をとってくれた会社はSMNだけだったのを覚えています。まだ内定を出しているわけでもないのに、色々な人と話す機会をつくってくれたのも印象的でした。最初はインターネット広告の話を聞いても正直よくわからなかったのですが、「うっとうしがられがちな存在であるインターネット広告を、いかにそう思われないように伝えるか、そこに注力している」という話を聞いて。確かにインターネット広告は邪魔だなと思うことも多かったので、そう思われずに自然と相手にどう伝えたらいいのかを真剣に考えている話に共感しました。お会いした人も皆さんいい人で、ここで働きたいなぁって自然と思うようになりましたね。
- 実際入ってみていかがですか?
入社当時に多少のギャップはあったのですが、すごく良い人たちばかりだなという印象に変わりはないです。
- 多少ギャップも感じたのですね。どんなギャップでしょう?
私自身が海外で生活していたのもあって、あまり社会人への気持ちの切り替えを意識せずに会社に入ってしまったからでしょうね。社会人としての姿勢にまだなれていないところがたくさんあったと思うので、どうやって皆さんと接したらいいのかよくわからなくて。そんな私に対して、皆私のためを思って、初めの段階で結構正してくれました。その当時は一瞬堅苦しいと正直思ったのですが、今はまったく思わず、社会人の一歩目をうまく踏み出させてもらったと感謝しています。
- 関西は勢いがありそうですね!東京との連携は結構あるのですか?
私自身は仕事柄、今はさほどありません。ただ、東京の運用の人から学べることもあると思うので、もう少し接点が増やしたいですし、営業や他職種の方の知見も聞いてみたいですね。
- どういう時が大変ですか?
案件がなかなかうまくいかないと大変ですね・・・でも困ったら先輩に相談しています。とても参考になる答えを毎回返してくれるのでありがたいです。また最近関西では営業と運用がタッグを組む「バディー制」を取り入れていて、私は所長と組ませてもらっています。所長はとても忙しい方なので、初めのうちは「私なんかが時間を取ってはいけない」と思って遠慮してしまっていました。そんな私を見た先輩社員から「悩んでないでまずはうっとおしいと思われるくらい質問したら?で、ちょっと質問が多いねって言われたら直していったらいいんじゃない?」とアドバイスを貰って。それからは自分の殻を破ってどんどん積極的に質問や確認をとるようになりました。そしたら、前よりもコミュニケーションが増えて、だいぶ仕事をしやすくなりましたね。
- 今後の夢について教えてください!
「夢」というほど語れるものはまだないですね。「やってみたい」というくらいの近い目標で言うと、身近な上司・先輩のようにまずはなりたいと思っています。先輩方は皆、営業は運用の、運用は営業の気持ちをわかって、相手の視点をもちながら仕事をしています。それが結局お客様視点で仕事をすることとも通じるので、自然とそうしたことができるように早くなりたいですね。
- いつぐらいまでに目指すイメージでしょうか?
2,3年以内にはなりたいですね。このあと後輩が入ってくるとしたら、今の先輩のような姿に自分もなっていられたらと思っています。
- 今は楽しいですか?
なりたいと心から思える人が身近にいて、その人の背中を見ながら具体的に日々のアクションを起こせているのですごく充実しています!
取材を終えて。 社外インタビュアー水野より
もともと営業になりたいと思いながらも、様々な視点からお客様へ提案が出来るようになるためにと現在は広告出稿の運用業務に日々奮闘する原本さん。お客様への想いだけでなく、社内の様々な役割の人の気持ちも理解していきたいという会社の人への想いもインタビューでは感じてさせられました。常に相手の目線に立った真心こもった対応が出来るビジネスマンになりたいという彼女からインタビュアー自身も心を打たれました。そんな周りへの思いやり溢れる彼女の今後の更なる進化に目が離せません!
経営企画管理部 組織開発課 採用担当者