2019-02-27
Column
ソネット・メディア・ネットワークス株式会社(以下、SMN)は、ソニーグループのマーケティング・テクノロジー会社として、確かな技術力と豊かな発想力で、最先端の広告配信サービスを提供している。主力事業であるDSP(Demand Side Platform)は、20TB相当のビッグデータ高速処理技術と自社開発の人工知能エンジンを基盤に成長を続けており、マーケティング領域での新規事業も展開している。
2000年設立、2015年東京証券取引所マザーズ上場。
今回はそんな事業が急成長、急拡大を迎えているSMN2018年度新卒1年目の社員に焦点を当て、インタビューを敢行しました。今後の飛躍の一端を担う次世代メンバーが、いかにしてSMNに入社し、現在どのような想いで日々活動しているのかなどを赤裸々に本音で語ってもらいました。今後の期待の若手メンバーの“素顔”が今回明らかになります。
第六弾は服が大好きでファッションにこだわりを見せる、新卒で唯一ソネット・メディア・トレーディング株式会社(以下:SMT)へ出向し、新規事業立ち上げに従事する遠藤にインタビューを敢行しました。常に普通じゃ満足できない彼がなぜ入社を決めたのか、現在はどのような”普通じゃないこと”をやっているのかについて迫って参ります。
遠藤睦歩
ソネット・メディア・トレーディング株式会社
昔からファッション全般に興味があり、学生時代にアパレルのアルバイトに関わる。
特技はサッカー。
社内のチームにも所属し、活躍中。
(取材:株式会社AMBAI 水野)
― 早速ですが、遠藤さんはどんな学生時代を過ごされていたのですか?
ブラジリアンビュッフェのシュラスコやハワイアンダイニング、ブックカフェなどの飲食店といった、ちょっと変わったアルバイトをしてましたね。カフェは元々好きだったので始めたのですが、他の二つの飲食店は英語が話せるようになりたいなと昔から思っていたので、海外の方と関われる部分だったり、「何これ面白そう!」と普通じゃ味わえないような刺激があるなと思って始めました。
また、アパレルショップでアルバイトをしたこともあるくらい、とにかく服が好きでした。今も好きで、見に行くと欲しくなって、最近また何着か買っちゃいました(笑)。アクセサリーや靴も含めて、ファッション全般が好きなんですよね。
好きが高じて、就職活動中も繊維商社に興味を持ったりした時期もありましたね。服も好きだし、海外での仕事に対しても憧れのようなものがあって、商社で素材を扱う仕事についたら楽しそうだなと思っていたりしました。ただ色々なことに興味があったので広告やインテリア、小売業など、結局は幅広い企業の話を聞いていました。
― ちょうど就活の話が出たので伺いますが、様々な企業を受けた中で、なぜSMNに入ったのですか?
ある程度興味のある分野のなかから20社ほどの企業の選考に参加しました。広告業界はその中の一分野で、SMNは更にその中の1社だったんです。SMNに興味をもったのは少し単純な部分があって、AIなど最先端なものを主軸にしている点やソニーグループという点があったと思います。そんな感じの興味軸で始めた就職活動でしたが、最終的に様々な企業の選考を受けさせて頂く中で、面接して頂く人に目が向くようになりました。
例えばSMNの時は営業を統括されている方であったり、商品企画の部長の方であったり、面接官が他の企業とは少し違っていました。偉い方々がとてもラフに話してくださったのがまずとても印象的でしたね。
「なにしたいの?」と聞かれ、こんな事やってみたいです!と答えると、じゃあ、という感じで社会の仕組みや会社の仕組みなどをすごく丁寧に教えてくださり、指摘も含めてすごく参考になるアドバイスをいただきました。そんなコミュニケーションを通して距離の近さや、成長の機会は人なのではないかと思い、人ベースで各社の選考を受けさせていただいた結果、SMNに決めました。
- その面接は印象深いですね、噂では面接でいきなり英語の質問も来たと伺いましたが!?
たぶん、海外に興味がありますと話したからいきなり振ってきたのだと思います。全く大したことは話せませんでした(笑)。
- 実は遠藤さんはSMNから子会社のソネットメディアトレーディング(以下、SMT)に出向していらっしゃるそうですが、どうですか?
結果的に出向できて良かったですね!SMN本体は主に広告主様と向き合う事業なのに対して、SMTは広告配信先である媒体社様に向き合う事業を展開しています。具体的にはアフィリエイトのプラットフォームを提供したりなど、媒体社様の収益向上をお手伝いさせて頂いています。
最初はどんな感じかわからなかったのですが、結果的に様々な機会で対を成すSMNのLogicadにも関わらせてもらう機会があり、幅広い領域の経験をさせて頂いていて。さらに新規事業の立ち上げに携わるという貴重な経験も出来ているという環境なので、経験がどんどん積み重なっている感覚があります。もちろんほかの部署であってもいろいろと経験は出来るでしょうが、かなり濃い経験が出来る場所にいると日々感じています。
- とても刺激的ですね、ちなみに配属先は入社後にはじめて知ったのですよね?
はい。元々入社前からインターンをさせて頂いていたのですが、その時はLogicadを扱う部署で学ばせてもらっていました。入社後も同じ部署に配属されるんだろうなと気軽に考えていたら、配属発表の際、急にSMTと言われてびっくりしましたね。言われたときに口が開いていたらしくて(笑)。「驚いた?」と言われて「はい」って率直に答えたのを覚えています。でも元々普通ではないところにこだわりたいなと思っていたので、新しいことや、人とは違う経験が出来る機会がありそうな点でラッキーだなと捉えていました。同期の中でSMTに出向したのは僕1人なので、しっかり成果をだせるようになりたいです。
― 現在、SMTではどんな業務をされているのですか?
営業も行くし、広告出稿の運用もしているといった、忙しい日常を送っています。営業はアフィリエイターの方に向けた提案をしていて、一人で訪問することもあれば、チームの商談の機会に同行させてもらうことも結構ありますね。
また、昨年度末からEC準備室が立ち上がり、入社当社から自社ECの開発にも携わらせて頂いてます。そして、昨年8月頃にはEC準備室からEC事業部になり、同年10月には第1弾商品をリリースすることができました。
市場調査や広告などのマーケティングの知見などが必要とされる環境で、日々新しいことを模索中です。もう本当に、次の案!次の案!という感じでめまぐるしいスピードで没頭させて頂いています。あとは実力主義というところが自分に合っているのかなと。結構ガツガツ取り組まないとついていけないので、かなり刺激的な環境です。
- かなりハードな環境ですね!チームメンバーもたくさんいるのでは?
兼務しているどちらのチームも少数精鋭の体制で、いずれも役員が上司、営業部門は私含めて4名、EC事業部は私とリーダーの2名です。先輩たちからは社会人としての基本的なことを教えてもらえているのはもちろん、振る舞い方にも都度アドバイスがもらえるので、すごく成長している実感があります。
といっても上下関係が強いという感じではなく、特にEC事業部はリーダーにとっても初めての試みなので、お互いフランクに意見を出し合いながら二人三脚で活動させて頂いています。日常的なコミュニケーションも取りやすく、例えば疑問を感じたりした時に「これっておかしくないですか?」といった生意気な発言をしてしまうこともあるのですが、頭ごなしに否定せずちゃんと聞いてくれます。分からないのは一緒なのだから、お互いの意見を受け止め合うという雰囲気が出来ているんだと思いますね。うまくいかないこともありますが、「人」という面では面接で感じた通り、非常に恵まれた環境でやらせてもらっていると実感していますね。
新卒であっても自分自身がその事業の主体者として活動している感覚を味わわせてもらえているのが本当に嬉しいんですよ。単なる作業者ではなく、1人の戦力として自分の事を見てくれる「人」がここにはいると改めて感じています。
ー そんなハードな環境で失敗したことはありますか?
たくさんありますよ(笑)。たとえばEC事業部で取り扱っている商材の制約が思った以上に厳しいことを知らなかったがために、なかなか広告配信にまでこぎつけられず、苦戦したりだとか…。でもやっぱり色々試行錯誤していくなかでノウハウが溜まっている実感はありますね。あとは凡ミスをしてしまうこともあります・・・。会社や一緒に働く皆さんに迷惑をかけてしまったことも。
でもやっぱり基本的には失敗はしたくないので、やってみる姿勢は失わず、さらに広い視野でリスクを考えて行動できるようになりたいなと思いますね。
- 初めてのことばかりで大変かと思いますが、何か意識して行動していることはありますか?
言われたことをちゃんとやるというのはもちろんですけれど、相手にプラスアルファで何か還元したり、相手のためになるように行動したりという点は意識しています。でもやはり結果を出すからこそ信頼がついてくるのでしょうね。
最近は特に、SMN・SMTの社内で実績を出している人へ積極的に話を聞きに行くようにしています。まだまだ経験値が少ないので、実績を出した人の過程を聞いて真似をして、応用できたらいいなと思っています。参考になる先輩がたくさんいるので、直接聞けるのはありがたいですよね。関西事業所の部長が出張してきた時も、つかまえて話を聞きにいきました。その聞いた話をもとに自分の行動へ取り入れて、成長に繋げたいです。
- どんなときに手応えを感じますか?
やはり、何かの案件が予想以上に獲得できたときはおもしろいですね。少数精鋭のチーム体制の中で業務をおこなっているので、忙しいは忙しいのですが…でも次から次へと考えることがあって、その目まぐるしい感じを楽しんでいる感覚ですね。
ただ、間違いなく言えることは、SMTにいる周りのメンバーの支えが無かったらここまで楽しめていないということです。常に新しいことに挑戦しているのでわからないことだらけです(笑)。そんなときに一緒に悩んでくれる仲間がいるからこそ難しいことも楽しさに変わるというか。困難を乗り越えていくプロセスを共にしている感覚なので、何とも言えない一体感はありますね。
- 今後やりたいことは何ですか?
まずは今取り組んでいるアフィリエイター様向けの新たな事業を、事業部単位になるくらいの人数で行えるように育てたいですし、ECも第2弾、第3弾と新しい商品を展開して、ぐっと拡大させたいですね。新卒ながらそんなことを考えてやらせてもらっていること自体もありがたいです。もちろん、自由にやれる部分と、そう簡単に出来ない現実もありますが、思ったことを発言してもきちんと聞いてくれる環境だと思っています。
取材を終えて。 社外インタビュアー水野より
新卒入社から目まぐるしいスピード感の中で、成果にこだわる意気込みに圧倒されました。新規事業など、インプットが加速度的に増える中で正解のない問題にどこに答えがあるかと真剣に悩む姿は、事業の主体者が自分であるとの責任感が伺える熱いインタビューでした。市場の声に真摯に耳を傾け、あらたな価値を生み出してくれる未来の彼に期待です!
経営企画管理部 組織開発課 採用担当者