― まずは学生時代のことについて教えてください
私はカナダの大学へ通っていました。通っていた大学はリベラルアーツといって様々な学部を総合的に学べるところで、私はその中で主専攻として歴史、副専攻として人類学を主に学んでいました。その中でも特に没頭したことは北米史や日本史、ヨーロッパ中世史などでした。完全に今の仕事とは関連性ありませんが(笑)。
― 確かに今の仕事との関連性はあまり感じられないですね(笑)。元々歴史や人類学はお好きだったんですか?
元々興味があったわけではありませんでしたね。中学高校の時にインターナショナルスクールに通っていて、そこでは自分で自由に授業が選択出来たのですが、英語ばかり取っていて歴史関連の授業はあまり受けていなかったくらいです(笑)。そんな私ですが、カナダの大学へ進学してから過去のことを学ぶのがなかなか面白いなと感じるようになって。そこで歴史と人類学を専攻したんです。どちらも基本的に過去のことを学ぶので。
― 歴史や人類学を勉強してみてどうでしたか?
気が付いたらのめり込んでいましたね(笑)。特に副専攻の人類学の方が好きでした。人類学はその名の通りで“人”に焦点をあてているところが興味深かったです。
人がまだ洞窟の中で住んでいた時代の植物との関係性などを勉強し、それらが現代にどのように繋がっているのかなどを知れるところとか。時を超えて、過ごしていた時間や住んでいた場所が繋がる感じがたまらないですね。今も休日に人類学の本を読んだりするくらい魅了されています(笑)
― その他に学生時代にしていたことはありますか?
幼いころからサッカーをしていて、かなり没頭していましたね。今もサッカーは大好きですが、大学時代からは選手としてというよりも指導者としてサッカーに携わりたいなと思うようになりました。自分がこれまでに感じてきたサッカーの素晴らしさを、子供たちにも伝えていきたいという想いが強くなったんだと思います。その想いが強すぎて、大学を一時休学し、サッカーの指導者ライセンスを取得しに日本へ帰国したくらいです(笑)。今も、社内のフットサル部には所属しています。