Topics トピックス

ソネット・メディア・ネットワークス、 マーケティングハブ「VALIS-Cockpit」の提供を開始 ~AIと人が融合した、マーケティング最適化ソリューション~

2017-12-19

Press Release

ソネット・メディア・ネットワークス株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:石井 隆一)は、AIと人が融合した、マーケティング最適化ソリューション「VALIS-Cockpit」(ヴァリス‐コクピット)の提供を、本日12月19日より開始いたしました。

近年のデジタルマーケティングは、自社データと外部データの連携など複合化が進み、膨大なデータ量による分析、データ処理が課題となっているほか、一連のサイクル(データ取得、可視化・分析、設計、実行・検証)における一元化、高速化、自動化が求められています。

「VALIS-Cockpit」は、自社開発した人工知能「VALIS-Engine」(*1)を搭載し、マーケティングの一元化・自動化を実現したマーケティングハブです。膨大なユーザーデータからユーザーインサイトを発見し、ターゲットの特定とコミュニケーションメッセージの最適化を行い、当社DSP「Logicad」と連携することによってマーケティングROIの最適化を最大化します。

「VALIS-Cockpit」主な機能

1. スコア分析
登録したユーザーの条件(商品購入など)を「VALIS-Engine」が分析し、スコア順にどのくらいのユーザーボリュームがあるかを可視化します。さらに、性別・年代のユーザーがどのぐらいのシェアを占めているかを表示できます。

2.カスタマージャーニーグラフ
スコア分析などで条件に合致するユーザーが過去どのような情報を探していたかを可視化します。時系列またはユーザー単位での可視化が可能なため、ユーザーの特徴的な行動をもとに、コミュニケーションタイミングの最適化やマーケティングシナリオ作成の材料を導き出します。

3.ペルソナ分析(タグクラウド分析)
条件に合致するユーザーが“何に興味を持っていたか”をキーワードで可視化します。ユーザー行動の背後にある意図をキーワード化するとともに、興味度の強弱をキーワードの大小で表現することで、ペルソナ分析やコミュニケーションメッセージの材料を導き出します。

なお、今回の提供の開始にあたり、ソニーグループ企業のほか複数社においてテスト運用を実施し、各提供機能を利用した効果検証を行っています。

□主なテスト運用業種 EC事業社、金融事業社、通信事業社 など

当社では、今後「VALIS-Cockpit」を中核に、第三者企業が保有するデータ(購買や決済データなど)との連携を順次展開していくことで、デジタルマーケティングの最適化を実現し、企業マーケターのROI最大化を支援します。

以 上

参考情報

「VALIS-Cockpit」イメージ

「VALIS-Cockpit」の特徴

◇「VALIS-Engine」の優れた予測能力により、マーケターの生産性に寄与
搭載する自社開発の人工知能「VALIS-Engine」は、数千万~数億に及ぶ多様なデータから特徴的な差異を自動的に発見し、高精度なスコア推定を実現する独自の機械学習技術です。これまでDSP「Logicad」の広告配信において活用されてきた実績から、マーケターの生産性向上に寄与します。

◇「VALIS-Engine」の優れたインサイト発見能力により、マーケターの戦略策定に寄与
データ分析・予測に実績がある「VALIS-Engine」のテクノロジーにより、「ファネル分析」、「スコア分析」、「ペルソナ分析」、「カスタマージャーニーグラフ」などの多面的な可視化を実現。マーケティング施策全体の統計からユーザー単位まで、情報を一元化することで統合的なマーケティングインサイトを導き出します。さらに、導き出されたユーザー群に対してDSP(*2)「Logicad」を通じた広告配信まで連続的に行うことで、マーケティング施策のパフォーマンスを最大化させます。

◇エキスパートのコンサルティングにより、マーケターの意思決定をサポート
分析データをベースに、SMNのデータサイエンティスト、マーケティングプランナー、AIエンジニアによるコンサルティングサポートを実施します。自社のデジタルマーケティング戦略の全体設計をはじめ、各プロモーション施策における効果的な意思決定をサポートしていきます。

*1 「VALIS-Engine」(ヴァリス-エンジン)とは?
「Logicad」の膨大なログ情報を解析し、様々な課題に対して局面ごとの価値を高精度に測り、答えを導き出すエンジンです。膨大な離散特徴量や連続特徴量を適切に変換活用する独自の機械学習アルゴリズムをベースに、高速・高精度に価値判断を行うことを特徴としています。

*2 DSP(Demand Side Platform)
広告主の広告効果の最大化を支援する広告配信プラットフォーム。広告媒体社の広告収益を最大化するためのプラットフォームSSP(Supply Side Platform)とともに、RTB(Real Time Bidding)を通じて、広告枠の売買をリアルタイムに行っています。


ソネット・メディア・ネットワークス 会社概要

2000年3月に設立。ソニーグループで培った技術力をベースに、マーケティングテクノロジー事業を展開しています。「技術力による、顧客のマーケティング課題の解決」を実現するため、ビッグデータ処理、人工知能、金融工学の3つの技術をコアとし、DSP「Logicad」をはじめとするマーケティングテクノロジーに関する様々なサービスを提供しています。

※記載されている会社名および商品名、サービス名は各社の商標または登録商標です。

本件に関するお問い合わせ先

ソネット・メディア・ネットワークス株式会社
経営企画部 広報担当